新卒採用・高校生対象

興和を選んだ理由

もともと人と話すのがあまり得意ではなかったので、接客業などは避け、黙々と作業ができそうな仕事で、夜勤が無いことを条件に探していました。そのうえで髪色が自由だったり、女性社員が多いことから働きやすいイメージを持ったのが応募の決め手です。

研修期間について

授業で家庭用ミシンを触ったことはありましたが、工業用ミシンに触れるのは入社後が初めてでした。研修で初めに挑戦したのは、ミシンに糸を通して動かせる状態にする練習でした。目標タイムを定め全員で一斉に取り組んだのですが、後からあれは、生産ライン内で糸交換を素早く行うための練習だと知りました。実際に今も役立っています！

最初は練習用の布を使って直線や曲線、急なカーブを縫うなどの基本的な練習から始めました。その後練習用の材料で製品に近い形を作るスキルを習得し、最終的に生産ラインに合流するという研修のステップでした。今は大丈夫になりましたが、入社当時は慣れない立ち仕事で足が痛くなったり、自分が思うようにミシンを動かせなかったりに加え、慣れない環境での気持ちの面での疲れも重なり、正直落ち込んでしまう時もありました。ただ、人間関係がとても良かったので、同期や楽しそうに働く先輩方に支えられ、無事乗り越えられました。今の目標は、自分が担当できる工程を増やすことです。実力を高めるためだけでなく、誰かが休んだ時にフォローに入り、周りの助けになれたら嬉しいと思っています。

未来の後輩へメッセージ

興和工業には「技能手当」といって、頑張って成長し、成果を出すとその結果に応じて貰える手当があります。毎回評価のタイミングで上司との面談があり、自分の結果がどうだったのか、何が良くて何が課題なのか、次は何を頑張ればよりレベルアップを目指せるのかを伝えてもらえるため、常にモチベーションを持って仕事ができています！面談といっても硬いものではなく、これまでたくさんの社員を見てきているベテランの上司が、話しやすい雰囲気で相談に乗ってくれます。頑張った分お給料が増えるのも嬉しいですし、面談制度があることも自分が頑張れる理由の一つです。

興和工業に入社するまでは、社会人に対して堅いイメージを抱いていましたが、上司や先輩、同僚との人間関係も良く、髪色を自由にできる雰囲気もあり、想像していたよりもずっと気持ちに余裕を持って仕事ができています。入社前は初めてのことに対して身構えたり、「ミシンを上手く使えるかな」と不安になることもあるかと思いますが、心配しないでください。しっかり練習できる期間があるのに加え、できるようになるまでサポートしてくれるリーダーや先輩がたくさんいます。皆さんと一緒に働けるのを楽しみにしています！

今の働き方

以前はアパレル業界で働いており、休みがバラバラで大変でしたが、この会社は土日休みで、女性が多く働いているため、長く働けるだろうと考えて選びました。現在は、2歳の子供がいるため、時短勤務制度を利用しています。通勤に1時間ほどかかるため、通常の就業時間だと子供の送り迎えに間に合わず、育児休業中に会社に相談し、時短勤務で復帰することにしました。朝は子供を預けてから会社へ向かい1時間遅く出社、夕方も他の皆さんより1時間早く退勤して迎えに行くという流れです。時短勤務のおかげで、心にゆとりが持てるようになりました。毎日遅刻ギリギリで慌てて出勤する必要もなく、送り迎えに間に合う時間に退勤ができるため、子育てとの両立で大変な中でも、少し時間的な余白を持ちながら、バランスを取れています。

仕事内容は基本的に産休前と同じですが、他の皆よりも1日2時間勤務時間が短い分、新しい製品の縫製練習時間に差が出てしまうことがあります。そのため、短い時間で習得できるように、かなり意識して取り組んでいます。勤務時間は短くても、出す成果は同じだという意識は大切にしています。

産休・育休取得の前後について

2年前に産休と育休を取得したのですが、休業に入る前から復帰する気は満々でした！仲の良い先輩方がみんな復帰されていたことが大きいです。先輩方の多くがフルタイムで頑張っている姿を見ていたので、「自分も復帰できるかな」という安心感と自信につながりました。

ただ、1年間ライン作業から離れていたため、復帰の時は正直みんなのスピードについていけるのか、ラインの流れに合わせられるのかという不安はありました。復帰当日には、新入社員の子たちと同じところで1〜2時間、慣らし運転のような時間があり、その後ラインに入りました。エンジンがかかるまでには少し時間がかかりましたが、体が覚えていて、無事に問題なく元の感覚を取り戻すことができました。

未来の後輩へメッセージ

興和工業は製造業の中でも女性が圧倒的に多いという特徴があり、ライフイベントがあっても働きやすい環境を求めて入社する方が多いです。実際に、子育てをしながら働いているママさんがたくさんいるので、安心して働ける会社だと思います。休憩時間などには、子育ての悩みを相談させてもらったり、「こうしたらいいんじゃない」と具体的なアドバイスをもらったりできます。ママ仲間がたくさんいるので、安心して働けるという実例がたくさんあります。育児と仕事を両立させたい方にとって、心強く働ける場所です。

リーダーの仕事

現在はラインリーダーとして、日々自分の担当ラインが目標生産台数を達成するためにはどうすれば良いかを考え、人の配置を工夫したり、生産の調整をしています。また、新人教育の担当として新しく入社した方にミシンの技術を教える役割も担っています。

興和工業の教育制度

興和工業は技術力に強みがある会社です。スピードはもちろんですが、規格通りに仕上げる正確性の高さや、難易度が高い工程を担当できる人材が多いというのが背景にあります。ですが、入社時点では工業用ミシンに触れたこともない人がほとんど。未経験者を一人の縫製技術者に育成できる教育制度が、興和工業のもう一つの強みです。

入社後の研修は、工業用ミシンの電源の入れ方や扱い方など、非常に基本的なところから始まります。そして1枚の布を使った直線や曲線の練習をし、その後2枚、3枚と布を重ね立体的なものを作る練習と、ステップを踏んで練習できるような体制を整えています。個人差はありますが、大体2週間～3週間目くらいから実際の製品の生産ラインに入っていく方が多いです。

正直、ミシンの技術は感覚的に習得する部分も多いため、教えるのも教わるのも簡単ではありません。それでも、できる限りその感覚的な部分を言語化して伝えることを意識しています。例えば、指先で引っ張る感覚や、手の構え方、姿勢などを具体的に説明し、人によって表現の仕方を変えてみるなど、伝えるための工夫や思考錯誤をしています。教える立場になっても、そういった意味では日々勉強です！

未来の後輩や保護者の方へ

初めてのことばかりで不安に感じるのは当然だと思いますが、心配しないでください。初期研修では2～3人に1人ずつリーダーが付いてしっかりと皆さんの成長をサポートします。今活躍している先輩たちも、入社時にたくさん失敗して苦労していましたが、どんどん上達し、今は興和工業の主戦力となっています。

入社後、特に成長が早いと感じるのは「わからない時にすぐに質問できる人」です。上手くいかない時に自分から質問したり、行動ができる人の方が成長スピードが速く、実力に応じて支給される技能手当も上がりやすい傾向があるように感じます。失敗しない人はいないので、どんどん先輩たちを頼りながら成長していってください！